「また失敗した」と思うたびに、胸がギュッとなっていた話
「買ったのに遊ばない」「また増えた」「これで合ってるのかな」。
そのたびに胸が痛くなるのは、ちゃんと子どものことを考えているから。
今回の漫画は、そんな「おもちゃ選び」の悩みをテーマに描きました。
漫画の話:ミホと、夜中の検索と、サヤカの一言
今回の主人公は、1歳ハルトのママ・ミホ。
リビングには使われていないおもちゃが散乱して、クローゼットには未開封の箱が3つ。
「ちゃんと選んだのに、全然遊んでくれない」という罪悪感を抱えながら、夜中にスマホで「知育おもちゃ おすすめ」と検索しているシーンから漫画は始まります。
共感してくれる方、多いんじゃないかと思って描きました。
転機になるのは、カフェで偶然会ったサヤカのひと言。
「全部当てるなんて無理だよ。合わなかったら次でいいの」。
この言葉を聞いた時のミホの表情、ぜひ漫画で見てみてください。
「おもちゃ選び」の悩みの正体
実は「おもちゃ選びに失敗する」のは、親の目利きの問題じゃないことが多いんです。
子どもの興味は、月単位で変わります。
先月まで夢中だったものを今週は見向きもしない、なんて日常茶飯事。
発達心理学的に見ても、1〜2歳の子どもの「探索行動」は非常に短いサイクルで変化していくため、「ずっと遊べるおもちゃ」を事前に選ぶこと自体がそもそも難しいんです。
だから「うちの子、飽きっぽいのかな」と悩む必要は全然なくて、それは至って正常な発達のサインだったりします。
大切なのは「完璧に選ぶこと」より「合わなかった時に切り替えられる仕組みを持つこと」。
最近注目されているおもちゃのサブスクリプションサービスは、まさにその発想から生まれています。
月齢に合わせてプロが選んでくれて、合わなければ交換できる。
「失敗してもいい前提」で設計されているから、ママが毎回一人で正解を探さなくていい。
漫画のミホが「これなら失敗しても大丈夫かも」とつぶやいたのは、そういう意味だったんです。
選ばなくていい、という選択
「全部自分でやらなきゃ」という感覚、育児中はとくに強くなりやすいです。
でも、誰かに頼ることも、仕組みを使うことも、立派な「選択」だと思っています。
ミホが最後に「この子のペースでいいんだ」とつぶやく場面を描いていて、私も少し気持ちが楽になりました。




